logo

印影(1)

このページにはこれまで彫った中で最も古いものを並べております.

旅という金文の漢字は殆ど想像も付かないようなフォントで,とても面白い.

旅
↑金文朱文14×22古銭型

喜馬拉山脈

ヒマラヤ山脈の漢字表記が喜馬拉山脈.暑苦しいとの評価で,補刀してみた.

喜馬拉山脈喜馬拉山脈
↑篆書朱文50×50(補刀前)↑篆書朱文50×50(補刀後)

魚尾南面

マチャプチャレの英語標記がfishtaile,そこで漢字表記を魚尾とした.南面から見た絵を組み合わせるため魚尾南面と刻した.自分的には結構いいかな~と思っている(これを自己満足と言う).

魚尾南面
↑金文白文50×50

マチャプチャレ

上記魚尾のネパール語標記はMachapuchare(マチャプチャレ).6993mの美しい山だ.

マチャプチャレ
↑朱白50×35

華看半開酒飲微醺

華看半開酒飲微醺(華は半開で看て,酒は微醺に飲むべし).とかく満開の花を眺めながら,大酒を飲む筆者が自戒の念を込めて刻した二果.

華看半開酒飲微醺華看半開酒飲微醺
↑篆書白文50×50↑篆書朱文50×50

収斂精神

精神を集中させると解釈していたが,それでいいのかな~?

収斂精神収斂精神
↑篆書白文50×50↑篆書朱文50×50

志氣當益々壯

佐藤一斎著『言志四録』の一節に記される【志氣當益々壯】とは,先生より配布されしプリントより転載すれば,『(年老いても)志気はいよいよ壮大でなくてはならない』の意.

志氣當益々壯志氣當益々壯
↑篆書白文40×40↑篆書朱文40×40

介于石

介于石とは,硬きこと石の如しの意.なお広辞苑第4版によれば,【介】の第3義は,かたい意.甲羅・貝殻・鎧(よろい)などに用いる.「魚―」「―胄」.また三省堂全訳漢辞海によれば【于】は名詞や名詞句の前に置かれて前置詞句を形成し.....,働きは,”乎”や”於”と同様,と述べられている.さらに前記三省堂全訳漢辞海によれば,【介石】とは,石のように固く節義を守るさま.<周易・予六二>,とあり,これと同義であると思われる.

介于石介于石
↑篆書朱文50×50↑篆書白文30×30

秋霜烈日

広辞苑第4版によれば,【秋霜烈日】とは,秋におく霜と夏のはげしい日,すなわち刑罰または権威・志操のきびしくおごそかなことのたとえだそうである.

秋霜烈日
↑篆書白文40×40

胆大心小

【胆大心小】とは,原典が”旧唐書方伎伝「胆欲大而心欲小」”で, 度胸は大きく持ち,注意はこまかくすべきこと.(←広辞苑第4版による)

胆大心小
↑篆書朱文20×20

鬼面仏心

鬼面仏心=鬼のような面な面構えで厳しくも仏心を持って.

鬼面仏心
↑篆書朱文30×30

間雲孤鶴

間雲孤鶴=空に浮かぶ雲,群れを離れた鶴の如く,世俗に煩わされずに思いのままふるまう境地.

間雲孤鶴
↑篆書白文40×40

所願必得

所願必得(願えば必ずや得られる).願えば叶うということかな?

所願必得所願必得
↑金文朱文30×30↑篆書白文30×30

積善家必有余慶

積善家必有余慶(積善の家には必ず余慶あり)出典:「易経」 .善行を積み重ねた家には必ず思い掛けない良い事が起こり,子孫にまで慶事が起こるものである,という意だそうだ.

積善家必有余慶
↑篆書白文50×50

九層台起累土

九層台起累土(九層の台は累土より起こる).老子の言葉で,高層の建築物も,僅かな土を積み上げるところから始まる,という意.

九層台起累土
↑篆書白文30×30

心不競

心不競(心競わず)は,水流心不競雲在意倶遅(水流に心は競わず雲在り意は倶(とも)に遅しからのきた言葉.水は悠々と流れているが,私の心は,それと競争しようとはせず,雲はじっと止まっていて,私の気持もそれとともにゆったりとしている,という意味だそうだ.

心不競心不競
↑篆書朱文30×30↑篆書白文30×30

人間万事塞翁馬

人間万事塞翁馬(人間万事塞翁が馬)=昔々中国に住んでいた塞おじいさんの飼っていた馬が逃げ出した.悲しむこと数ヶ月.だがその後,なぜか逃げた馬が駿馬を連れて帰ってきた.大喜びをしていると,その塞翁の子供がその馬に乗り,落馬し足を折ってしまった.またも悲しみに暮れていたが,足を折ったおかげで兵役を免れ,命が助かった.転じて,世の吉凶禍福は転変常なく,何が幸で何が不幸か,予測しがたいことの意となった.

人間万事塞翁馬人間万事塞翁馬
↑篆書白文30×30↑篆書白文40×40

無暦

山中無暦日から採った筆者の号(雅号).

無暦無暦無暦
↑篆書朱文25×25↑篆書朱文25×25↑篆書朱文25×25
無暦無暦無暦
↑篆書朱文25×25↑篆書朱文25×25↑篆書朱文25×25
無暦無暦無暦
↑篆書朱文11丸↑篆書朱文20×20↑篆書朱文15×15

山中無暦日

山中無暦日(山中に在れば暦日無し).やはり戴いた語彙集の中にあった言葉,仕事(官職)を離れ,山中に篭ればもはや暦も必要なく,月日の移ろいも気にすることもなかろ,といった意.なかなか気に入った言葉で,ここから「無暦」の2文字をを取り出してちゃっかり筆者の号(雅号)とした.

山中無暦日
↑篆書朱文40×40

雲心月性

雲心月性(うんしんげっせい)=世に求めることなく俗世に超然たること.無私無欲の例え.物にとらわれない雲のような心と,澄みきった月のような本性.名誉や利益を求めることなく超然としていること,と云った意味だそうだ. 頂戴した語彙集の中にあり,自分の実際とは余りにも隔たりがあるが,それはそれとして.

雲心月性
↑篆書朱文30×30

草間求活

草間求活(草間に活を求む)=無位無官,自由な生活をする,の意.入会し,先生より頂戴した語彙集の中にあった言葉.とりあえず退職した後にはちょうど良いかと思って最初に刻した.

草間求活草間求活
↑篆書白文30×30↑金文朱文30×30

なかなかまとまりの悪い(?)金文にまでいきなり挑戦する無謀さがおかしいかも.縁がぐにゃぐにゃ曲がったのも甚だ具合が悪い.